自ら学ぶ環境をどのように創るか(2015/1/28)

01.28

≪自ら学び、考え、行動する組織≫
◆自ら学ぶ環境をどのように創るか
自ら学ぶ組織というのは「学習する組織」を創り上げることに他ならないです。一時期「学習する組織」というWordは巷にあふれましたが、現実的にこのような組織に変化した企業は、そう多くはないのではないでしょうか。
学習する組織を創り上げるには、個人の学びに対する意識や行動を変化させることに集中するだけでなく、「個人の学びがどのように企業の業績や成長に結びつくのか」、「個人の学びを讃える環境にあるのか」などといった“学びをポジティブ”に捉えてそれを讃える環境面での支援が必要なのです。
しかしながら、私たち社会人は実践の現場では常に業績を求められます。現場のマネジメントの皆様は部下を丁寧に教育したいと思っているはずですが、現実的には業績を向上していくために、人財の育成や個人の学びを推奨することの優先順位は下がってしまうのでしょう。人財の育成は時間のかかる作業でありますし、それを待っていては短期的な業績に通じないのも事実ですから。
では、どのようにしていけば「自ら学ぶ」組織に変容していくのでしょうか。これは考え方の一つですが、「業績向上」「予算達成」と「人財の育成、能力開発」を実践の現場では切り分けて行動に起こすことです。もちろん、企業ですから最終的には業績向上をしなくては存続すら危ぶまれます。経営的に戦略を練るときは、中期的にみて人財の育成が業績向上につながる戦略マップを踏まえる必要はあるでしょう。ただ、実践の現場では、「人材の育成」と「業績や予算達成」を過度に結び付けてしまうと、“ポジティブな自ら学ぶ環境”を創る支援ができなくなってしまう恐れがあります。企業内では業績と人財育成は切っても切れない関係が存在しますが、実践現場ではそのことを過度に結び付けない中間管理職のマネジメントが必要なのです。「自ら学び考えて行動ができる環境を作り出すということ」そのものが業績に結び付くという考えのもと、人材育成をしていくことが、「自ら学び考え、行動する組織」を創る一歩となるはすです。
Positive Learning Environment (PLE)を作り出す指標があります。(Tobin,2000)
次回少しご紹介をさせていただきます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る